「ワイルド・ボーイズ」で世界の度肝を抜いた異才が放つレズビアンSF!
環境汚染で地球に住めなくなったはるか未来。人類が移住した惑星アフターブルー。女性に統治された新世界には、男性は居らず、過剰なテクノロジーを排除した質素で原始的な社会が誕生していた。ある時、孤独なティーンの少女ロキシーは、獣のような腕をしたブロンド美人のお尋ね者、股間に第三の眼を開眼させた危険な暗殺者カタジナ・ブゾフスカ(通称ケイト・ブッシュ)の身柄を解き放ってしまう。その責任を追及されたロキシーは、美容師である母親ゾーラ(エリナ・レーヴェンソン!)と共に、ケイト・ブッシュ抹殺の命を受ける。かくして、母娘二人は、ポールスミスやグッチなどハイブランドの名前が付けられた銃器を携え、得体の知れない動植物が繁殖する超自然エリアを横断しながらケイト・ブッシュの姿を追い求め、奇妙な冒険の旅に出る・・・。
長編デビュー作「ワイルド・ボーイズ」で世界の度肝を抜いたフランスの異才ベルトラン・マンディコ監督が放つ衝撃の長編第二弾。唯一無二のセンスに裏打ちされた世界観は今回も健在。35mmフィルム撮影、ポスト・プロダクションではなくカメラ前に再現される特殊効果、人工的映像美の中を彷徨う母娘の姿は、SF設定のレズビアン版『エル・トポ』と評されたりもする。
先ずは、下の予告編から映画の魅力、そのほんの一端だけでも感じて頂きたいと思ってます。
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