ワイルド・ボーイズ
The Wild Boys
(2017)
\4180

フランスの異才が放つ衝撃のデビュー作!

舞台は20世紀初頭。暴行でとっ捕まった五人の美少年たちは裁判の結果、暴君のような船長に奉仕しながら航海の旅へ。船上で反乱を起こすも船は座礁。危険と官能に満ちた島に漂着した彼らのイチモツがもげ落ち、乳房が生り・・・。

すでに多くの短編映画でカンヌやヴェネチアを制していたフランスの異才ベルトラン・マンディコ監督。待望の長編デビューとなった本作は、全世界に当然のごとく衝撃を与えた。デジタルエフェクトではなく、フィルム時代の実験映画的手法を駆使。美しいモノクロと、独特の色彩感覚によるカラーが交錯する映像で描く物語は「時計じかけのオレンジ」のように始まり、「蝿の王」に至るかと思いきや、あらぬ方向へと展開して観る者を幻惑。安易なジャンル分けを許そうとしない。デレク・ジャーマンの映画に例えられることもあるが、これはもうマンディコ・ワールドとしか言いようのない映画だろう。
主役の美少年たちは女優が演じており、これが一見そうと言われなければ気が付かない風体で、性の境界線が融解して行く展開も納得の配役。
先ずは、下の予告編から映画の魅力、そのほんの一端だけでも感じて頂きたいと思ってます。

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