サンフランシスコ連続殺人鬼
The Zodiac Killer
(1971)
 
\4860

裏アメリカン・ニューシネマの問題作!

飼っていたウサギが死んだ悲しみをきっかけに孤独な男ジェリーは連続殺人に手を染め、新聞に犯行声明まで出す。だが警察は別居中の妻の家に押しかけた酔っ払いを射殺し、これを以って事件は解決したと発表。それを聞いて 「ソディアックキラーは俺だ!」といきり立ったジェリーはますます犯行をエスカレートさせ、警察は霊能者に協力を依頼するが・・・。

池の畔でいちゃつく中年カップルは後ろ手に縛ってめった刺し、寝たきりの患者はベッドのまま下り坂をまっしぐら。 車のエンジンをのぞき込む年増女はボンネットでサンドイッチ!殺人シーンでは単に下手くそなド素人と、前衛的ともいえる斬新さの中間を漂う編集が炸裂、異様な印象を残す。実際のゾディアック事件が発生している真っ只中に作られた本作だが、ジェリーが精神病院に入院している父親と鉄格子越しに面会するシーンの独白が醸し出す孤独な絶望感など、ある種、裏アメリカン・ニューシネマとでも言うべきシリアスさでどん底気分になる。

この度のブルーレイ化では唯一現存する16mmフィルムを4Kスキャン。特典として精神病院から逃亡した連続殺人犯を描く「Another Son of Sam」(1977)を収録したお買い得盤。

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