シーバース/人喰い生物の島
Shivers (1975)
 
\3300

不全臓器の代わりとなる寄生虫の研究。その裏で「人間は理性的になり過ぎた。もっと本能的な動物であるべきだ」というテーマを抱く科学者が、寄生虫を使って人間の本能解放を目論んでいた。だが、被験者の少女が複数の男性と性交渉をもつ発展家だったため、博士の予想を超えて寄生虫が拡散。かくしてスターライナー島の最新高層マンションを舞台に異常性欲の宴が繰り広げられる!博士が逃げる少女を無理やり裸にして腹を裂き、硫酸で寄生虫を殺し自身も自殺するという暴力的なオープニングからして只事ではない本作は、デビッド・クローネンバーグ監督がいかに最初から変態であったかを思い知らされる衝撃の劇場デビュー作。後半、寄生虫の影響で異常性欲に狂った住人たちがマンションのあちこちで繰り広げる光景は、今どきの商業映画では絶対に映像化し得ないであろうタブーの嵐!

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