「黄金の七人」「愛の嵐」の名優フィリップ・ルロイと「禁じられた貴婦人の写真」のダグマー・ラッサンダーによるイタリアンセクスプロイテーション。若い女科学者マリアが招かれた豪邸、そこは億万長者セイア博士の歪んだ欲望を満たすための快楽の館だった。セイアは様々な責め苦でマリアを追い詰めようとするが、むせ返るほどのマリアの魅力にその主従関係は次第に逆転していき…映画全編に溢れるキッチュでサイケな美術演出には前衛造形作家ニキ・ド・サンファルが参加、まずは開始早々現れる巨大ヴァギナ像で腰抜かせ!監督は「ハード・デザイアー/真夜中の貴婦人」のピエロ・シヴァザッパ。特典に劇場予告編を収録。
お客様レビュー 島野モンド 様
股間に何故か行列の男性陣!オープニングにドギモを抜かれます。内容は昔スコルピオンの交尾の後オスはメスに喰われる(それってカマキリでは…?)思い出以降、女に潜在的に支配欲を持った中年金持ち男。女を拉致しては陵辱SMプレイを強いる変態親父。ところがぎっちょんいつしか支配していたはずの側がいつしか支配され、支配されている側が支配する側に…。美しい女に魅せられた男はいつしか恋愛(中年男の純愛はややキモイが)感情がかつてのトラウマを抑え、真の愛情に目覚めていく。相思相愛ハッピーエンドかと思いきや世の中そう甘くはない。実は女の方が1枚上手、男心を操り己の欲を満たすが決してSEXはさせない。それでもガンバってなんとかことに及ぼうとする矢先!…(涙)。いやあ〜女ってやっぱり怖いですね、スコルピオン(かまきり)ですね、というお話。内容もさることながら全編を通じてポップなBGMとキッチュな映像がとてもおしゃれ。原色カラーがちりばめられた色彩感覚も素敵。おすすめの一本です!
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