アルジェントが発案から企画、総指揮まで手がけたテレビシリーズ。
第一話はアルジェントお得意のジャーロで、精神病院から脱走した分裂症患者の凶行を描く。不気味な人形、黒手袋などアルジェント印がしっかり刻み込まれている。
第二話はアパートに越してきた新婚夫婦の恐怖。天井の奇妙なシミの原因は真上の階の女性死体だった…
第三話は乗客のいる路面電車内で突如起こった殺人事件。衆人環視の元、堂々と行われた殺人の顛末とは…
第四話は正体不明の変態ストーカーから、悪質な嫌がらせを受ける若妻の恐怖譚。どれもサスペリア以前に撮られたものだが、アルジェントの上質な映像センスは嫌でもうかがい知ることが出来る。
各話の冒頭で、アルジェントがストーリーテラーとして登場するのもファンなら見逃せない。