『いかにしてマイケルはドクター・ハウエルと改造人間軍団に頭蓋骨病院で戦いを挑んだか』という正式タイトルが映画の内容をそのまま説明してしまっているため、ストーリーに関しては別段語ることもないが、80年代当時「ニュー・ウェーブ」ホラーとして紹介されたのは伊達じゃない。
ニュージーランドと言う辺境（失礼・・・）から登場した本作は、大量のホラー映画が上陸したブームの真っただ中にあっても、ぼくらの知っているどのホラーとも異なる独特なテイストを持っていた。だからこそ、決して「面白い！」と言い切れないにもかかわらず「好き！」と断言できるカルト作として30年以上の時を超えているのだと思う。

今回のBD化に際しては、4：3フルフレームのVHSバージョンも同時収録。削除シーンなど特典も充実している。

ついでに個人的なことを書かせて頂くと店主が高校生の時、文化祭でうちのクラスは「恐怖の館」とか何とかいう展示をやったのだが、内容は単にレンタルしてきたホラービデオを上映するだけ。そしてそのラインナップには『ゾンビ』とともに『マイドク』も入ってました。もう二本くらい上映したと思うけど忘れた。