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新宿西口ビデオマーケット常連が書いた

僕の夏休み自由研究

「映画の生態観察」 〜マリオバーバ〜 の巻

著者 モンドリアン島野

 ビデマの常連の著者が長年に渡って蒐集した海外輸入DVDの極私的映画評論集!タイトルが示す通り、評論というよりは、ズバリ、「夏休みの宿題」とでもいうべき、感想文。マリオバーバを始め、ダリオアルジェント作品の濃密で陰湿なエロスと恐怖に魅入られた著者(モンドリアン島野)が、お気に入りの作品に対する思いを好き勝手に熱く語る。
 さらには、英語版のタイトルはやはり抵抗感があると言う方のために、各タイトルのおおまかなあらすじにも触れているので、コレから見るという方にもその手引きにもなるというコンセプト。
 もっとも作品の細かいデータ等はなくあくまでもその視点は、感想文なのでオモシロコメント集といった風合いです。必要以上に細かく画面のはじからはじまでを舐めるように観なきゃ誰も気づかないようなポイントに注目! 「重箱の隅をつつく」とはこのことだ!昆虫観察にも近い微細な魅力をピックアップした観察眼はちょっと類をみないかもしれません!

さて、そのしょっぱな第一弾はやはり、この人、ということで…
  感想文で選んだ作品一覧

      マリオバーバ監督作品

・『ブラック・サバス 恐怖!三つの顔』 (電話、ウルダラク、一滴の水)
・『呪いの館』 (Kill, Baby... Kill!, 1966年)
・『新エクソシスト死肉のダンス』(Lisa and theDevil1973年)
・『モデル連続殺人!』(Blood and Black Lace, 1964年)
・『処刑男爵』(Baron Blood, 1972年)
・『クレイジー・キラー 悪魔の焼却炉』(Hatchet for the Honeymoon, 1970年)
・『ザ・ショック』(Shock  :Beyond the Door II, 1977年)
・『血ぬられた墓標』(Black Sunday, 1960年)
・『血みどろの入江』(A Bay of Blood 1971年)
・『黄金の眼』(:Danger: Diabolik, 1968年)
・『ファイブ・バンボーレ』(Five Dolls for an August Moon, 1970年)

このほかにも、マリオとダリオの作品のちょっとデジャブな類似点を抉り出したり、「デアボリカ」オリバーヘルマン作品にも言及(子供目線で)。子供は可愛く、そして怖い、という正反対の性質が何故か近い位置にある、という点を子供に悪魔がとり付く映画に触れながら解説。
こちらの同人誌(A5,39頁、¥1000)が気になった方はビデマまでお問い合わせ下さいませませ。



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