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ここのところ劇場へ足を運びたくなる作品がなかなかなくて寂しい日々を送っています。
で、何見てるかっていうとウルトラマンですよ、ウルトラマン。
とは言ってもネクサスとかじゃないですよ。
ハヤタ隊員のウルトラマンにモロボシダンのセブンですよ。
今、改めて見ると演出がホント異常です。特に実相寺昭雄のパートは。
例えば第23話ジャミラ。ガキの頃に観たときからなんかヘンだなぁとは思っていたけど、ジャミラが何者なのか明かされるシーンを全て逆光で撮る異常さ。なんでそんなことすんの。
そしてセブンの第8話メトロン星人。開始早々から通り魔が大暴れ!なにこれ?の展開。
すでにここで一緒に見ていた我が息子(シモじゃないよ)はドン引きです。親子の楽しいひと時はすでに崩壊・・・。
ここ北川町で連続して起こる不可解な事件。パイロットであるアンヌの伯父は謎の墜落死。街中で猟銃ぶっ放す○チガイも出る始末。案の定、撃たれるフルハシ。
でしゃばるな、毒蝮!
その後、ウルトラ警備隊も基地内で突然フルハシとソガが錯乱状態に。
またか、毒蝮!
もちろんこれはすべてメトロン星人の策略なのでした。駅前の自販機で買ったタバコを吸うと一時的に凶暴化する仕組み。ここからがまた凄いぞ!こいつらのアジトはなんとボロアパート。設定では多摩川を挟んだ川崎市なのだそうです。それって今のオレん家じゃん!!
男なら多摩川を渉れ!

これがまた思いっきり「オトナ帝国」なんだよなぁ。靴下の臭いかがなきゃメトロン星人にさらわれちゃうよう!卓袱台でくつろぐメトロン星人。飲む紅茶はリプトンではなく間違いなく日東紅茶でしょう。夕焼け空をバックに差し向かいのダンとメトロン星人。実にシュールでもうクラクラです。
最後は辻褄合わせるかのようにアッという間にセブンが撃退して終わるのですが、こんなもの見せられた子供はたまったものじゃありません。好き勝手やりやがってひどいぞ、実相寺!・・・ってオレも当時見てたんだよな。

余談ですが、いきなりショートカットになっちゃったアンヌはなんにもしてないクセに、ただひたすらにエロエロでした。
それを見ていた我が息子(子供ではない)はすぐさまカウパー氏光腺を発射するのでした。
予想もしない下品なオチとなりましたことをここに深くお詫び申し上げます。


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