故ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」から「ゾンビ」までの間に撮られた映画のうち３作を収録した限定ＢＯＸセット

・ 「ゼアズ・オールウェイズ・バニラ」（未）　日本未公開の71年作。ロメロ版「卒業」とも言われるほろ苦い青春映画で、かつて「ナイト・オブ〜」のレーザーディスクにその一部が収録されマニアをざわつかせ、その後アンカーベイ版「悪魔の儀式」ＤＶＤ化時に特典として収録されるも廃盤。長らく陽の目を見なかった幻の一作が、この度新規のレストアを施され収録。

・「 ジョージ・Ａ・ロメロ／悪魔の儀式」（72）　日常に退屈する平凡な人妻が魔女となってゆく姿を、本人の妄想とも現実ともるかない筆致で描く本作は、ロメロ初期作の中では比較的視聴困難。題名のみ知っているというファンも多くこの度４Ｋレストアを施されての初ブルーレイ化はまさに朗報。

・「ザ・クレイジーズ／細菌兵器の恐怖」（73）　「ナイト・オブ〜」から「ゾンビ」へと繋がる架け橋とも言うべき重要作で、冒頭からショックシーンで観客を打ちのめす傑作。ドライなタッチの映像によってマルチな視点で描かれるバイオハザードのリアリズムと、それでいて時に感傷的な音楽や物語が絶妙のさじ加減で観客を惹き付ける。もちろん４Ｋレストでさらなる高画質化を実現。

・各ディスクには充実の特典を収録。60ページブックレット封入。