ジェス・フランコ監督版「吸血鬼ドラキュラ」
ドラキュラ伯爵と言えば、やはりこのお方!
美女そろい踏み!(おまけに監督も)

ユーロトラッシュの巨人、ジェス・フランコ監督がドラキュラ伯爵役にハマー映画のドラキュラシリーズでお馴染みクリストファー・リーを迎えて撮り上げた本作は、その後のフランコ映画を考えると、これが原作に大変忠実で、重厚なゴシックムードあふれる正統派ドラキュラ映画となっている。ヴァン・ヘルシング教授役にハーバート・ロム、ヒロインのミナ役にクラシカルな美貌を誇るマリア・ローム、ミナの友人で伯爵の毒牙にかかるルーシー役には、この後監督のミューズとなり交通事故で急逝してしまうソルダード・ミランダ。

初ブルーレイ化の本ディスクにはリーの「吸血鬼ドラキュラ」の朗読や、各国バージョンの違いなど様々な特典が盛り込まれているが、中でも目玉は白黒75分の71年作「Cuadecuc Vampir」のフル収録。「ドラキュラ伯爵」のストックフッテージを使用し舞台裏にも迫ったメイキング的作品でありながら、コントラストの強い白黒映像はまさにドイツ表現主義の古典ホラーを思わせる。必見!

「Cuadecuc Vampir」より
 
吸血のデアボリカ Count Dracula (1969)
 ¥4950





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