盲目の元新聞記者が幼い姪っ子さんと散歩中、近くの車の中から言い争う声が聞こえてきた。真相を突き止めようと動く彼の周りでは、関係者を巻き込みながら次なる殺人が起こる。背後には遺伝子研究が・・・。
本作で真犯人の動機になるとある学説。以前はもっともらしく聞こえ、納得して映画を楽しんだものだが、今の時代にあらためて見ると、これは何とも危険思想的学説というか、酷い話でございます。そして、誰のせいでもない自身の境遇に翻弄された真犯人は愚か者ではありますが、その姿に憐れみをも感じてしまい、ただ断罪することは出来ない。エンニオ・モリコーネによるスコアがさらにそんな気分を後押ししております。
「歓びの毒牙(きば)」に続いて、動物三部作第二弾の本作も新規4KレストアでUHDソフト化!このブックレットにミニポスター、ロビーカードのレプリカなど豊富な特典のついた限定版でぜひお手元に!
|